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JRS近し

 投稿者:kaz  投稿日:2013年 7月30日(火)02時50分56秒
  タイトル通り、今週末はJRSですね。どなたか参加されるのでしょうか。私も今年こそは、なんて思ったりもしましたが、1日目の土曜日は用事で不可能に。2日目なら、あるいは…という状態ですが、やはり1日目のうちに目玉商品は売り切れてしまい、2日目はイマイチな感じになってしまうのでしょうか。どうなんでしょう…?うーん…。

>十郎さん、
>巨大ムネアカの幼虫
成長して大食になったせいで給餌が追い付かなくなり、我が家でも盛大に共食いが始まりました。で、さすがに今は個別飼育です。多頭飼育を楽しめるのはせいぜい4齢、ギリギリ5齢までといった感じです。

>ニューギニア産の貴重な野外での随伴行動の写真
あぁ、いえいえ。呼び方はご自由に。あくまで、個人的には随伴と呼ばれるべきと思っているということです。SSPですか…昔はよく覗いていた掲示板なので、この記事が投稿された頃も閲覧していたはずなんですが、ちょっとこれは覚えていませんでした。確かに、これは貴重な写真ですね。これ、2枚の写真の卵嚢は別物のようですね。実際に母子が同じ写真に収まっていないのが惜しいです。見てみたかった…。

>添付画像
こういう画像を見ると、ついつい「何か珍しいものが写り込んでいないか…?」と凝視してしまいます(笑)。


>attenboroughiiさん、
>カールフライでしたっけ?出回ってるの見たことないですが入手出来れば増殖も考えたいですね。
以前流通していたのは、反り翅形質が発現する個体の割合が70%程度の系統と聞いていました、飛べる個体も結構出てきていました。地味に扱いにくかったので、もしかしたら、こうした理由で定着しなかったのかもしれません。

>流石に累代は厳しいかなぁと思っていますが、これで育つなら暫くは餌取りに行く手間は省けそうです。
うあぁ、チャレンジャーですね…大き目のハエは臭さとグロさが割り増しなので、私にはできそうにありません(苦笑)。たしか、大き目のハエは羽化後のメス成虫の卵巣発達に動物性蛋白(レバーなどの腐肉)が必須であるため、累代飼育にはどうしても腐肉などのハードルの高い餌が必要だったはずです。イエバエは多分ミルクでも代用できたように記憶していますが、キンバエはそれでは無理です。ニクバエは…どうなんでしょうね?多分マッシュポテトとメダカの餌では、メスが卵巣発達しないような気がします。

>やはり夕方でしたか。この虫、自分は昼行性だと思っています。
昼行性だとは思っていました。しかし、そのなかでも特に限られた時間帯に交尾が集中する(ようである)ことは、思いつきませんでした。面白いですね。

>画像は本日孵化したケンランカマキリ(F2)です。
>これで飼育下で1世代分回すことが出来ました。
>どうもケンラン=飼育難種といった認識が広まってしまっている気がしますね。
おめでとうございます。いたって順調ですね。
飼育の難しさを決める要素は色々あると思います。温度と湿度、餌、交尾、産卵、孵化…ざっと挙げてみただけでも、これらがネックになってきますよね。例えば交尾にスペースを要するような種では、飼育スペースを確保できないような人は失敗しやすくなります。ケンランに関しても、1齢幼虫が捕食する微小な餌を確保できない人は失敗しやすいでしょうし、ついつい覗いてしまいがちな人はカマキリに余計なストレスをかけてしまい、ペアリングがうまくいかないかもしれません。コモンフラワーにしろゴーストにしろ、キノカワにしろケンランにしろニセハナマオウにしろ…私はどの種に関しても一概に「簡単」「難しい」と断じるつもりは無くて、ケンランに関して言えばattenboroughiiさんはベストな環境を用意するのがお上手だった、ということだと思います。累代飼育に成功していらっしゃるから難しく感じられないのでしょう。でも、世の中にはそういった方ばかりではありませんし、うまくカマキリの要求するモノを用意できずに、飼育繁殖に失敗する方も(いや、むしろそちらの方が)多いのではないでしょうか。現に、流通量の割に繁殖成功の報を目や耳にしないのですから。
情報の少ない種の繁殖に成功するには、何かしら大事な要素に気付くことができる嗅覚が必要で、その嗅覚はセンスなり経験なりで磨かれるのでしょう。あるいは、自ら気付くことが出来なかったキーポイントを、情報収集によって得ることも重要です。現在、あるいはこれから先、ケンランの飼育繁殖に臨む方にとっては、attenboroughiiさんがこの場で示して下さったケンランの情報は金言となり得るでしょう。きっと、何度も読んで参考にする方もいらっしゃるのではないでしょうか。

>コーリングの意味ってなんなんでしょうね?
うーん…断言はできませんが、個人的には、カマキリのように視力が非常に高い昆虫にとって、コーリングは十分条件であっても必要条件ではないように思います。遠くにいるオスを呼び寄せる効果が望めますが、目の前のオスに対しては必ずしも重要ではないのでは…。実際、コーリングしていない既交尾のメスに対してもオスは交尾を挑みますし、ね。

>去年は交尾が確認できた2個体はどちらも交尾に3時間程度かけていたんですが、今年の自家繁殖個体は確認できた個体は交尾の時間はどれも2時間前後(1時間半程度で離れてしまうものも)なんですね。不思議です。
交尾している時間=交尾に必要な時間、とは限りません。何時間も交尾するような昆虫でも、実際には精子の(オスからメスへの)移動は始めの数分から数十分のうちに完了している、なんて事例はザラです。精子移動後にも長いこと交尾しているのは、一つには交尾後ガードのためであろうと考えられます。


[画像]
サツマヒメだったかタイワンヒメだったか…どちらかの幼虫です。どっちを撮ったのだか忘れました。最近はハラビロカマキリ類とヒメカマキリ類を集めています。現在、ハラビロカマキリ類は7種、ヒメカマキリ類は4種。ハラビロ類は、もちろんムネアカハラビロ関係のためです。最近はムネアカハラビロについて書き込んでいませんが、色々やっていますし、考えてもいます。忘れたわけでも、このまま放置するわけでもありません。何か発表できましたらちゃんとご報告いたしますので、気長にお待ちいただければ幸いです。

http://mantidmaniacs.net/

 
 

ケンランF2孵化

 投稿者:attenboroughii  投稿日:2013年 7月17日(水)22時06分27秒
編集済
  >元々の不衛生さ故か、あるいは難消化であるのか、キンバエを主食として与えていると、確かに死ぬ個体が時々出てきます。これは、ショウジョウバエのみを与えていたカマキリ幼虫を、急に餌をキンバエに切り替えて飼育し始めた直後に起こることが多いです。ほぼ間違いなく餌の切り替えが死因になっていると確信しています。

あー..餌切り替えたせいなんですね。気をつけようと思います。


>サイズに関して言えば、イエバエが該当しますね。キンバエと違って腐肉を必要としないので、気合いがあれば増殖できますが…。

イエバエですか。カールフライでしたっけ?出回ってるの見たことないですが入手出来れば増殖も考えたいですね。先日ニクバエを捕まえたんですが、カマキリに与える前にウジを産みまして、折角なのでマッシュポテトとメダカの餌で飼育を試みた所意外にも育っております。流石に累代は厳しいかなぁと思っていますが、これで育つなら暫くは餌取りに行く手間は省けそうです。


>当方では何時に交尾を開始したのかは解りませんが、画像のプロパティを見てみたところ、撮影時間は17時30分頃でした。あまり時間帯に差は無さそうですね。

やはり夕方でしたか。この虫、自分は昼行性だと思っています。


>横向きにカップを置いておけるのは、脱皮に高さを必要としないケンランならではですね。

そうですね。割りとコンパクトに飼育できるので場所はとりません。羽化もこのまま行います。
横倒しなのは容器上面に張り付いた格好だと餌が取りにくそうなのと、中齢以降脱皮時に不全が頻発するからです。後脚が抜けにくいようです。

>ちなみに、あの青みがかった翅の色は、飼育個体ならではです。野外品は完全に黄緑なのです。
うまく雌雄が揃って殖えると良いですね。

それは嬉しいですね。あの青っぽい色に惚れ込んでいるので。
我が家へ到着後2度めの脱皮を行いまして順調に加齢しています。国内流通もほとんどなかったようで、上手く増やしたいですね。

>ちょっと覚えておりませんが…交尾機会を逃したメスが、無精卵を排出することもできず、腹部が以上にパンパンに膨らんだまま死ぬことがあります。…こういった内容でしょうか?
環境に真に問題が無かったか否かは解りませんが、そうした個体が(頻度は低いながらも)時々出てくるのは、私の経験上では事実です。

そういった内容だったと思います。
残念なことにあれから3番目のメスも数個の産卵をした後、落ちてしまいました。これは原因不明でしたね。
死ぬ直前に産卵しようとしていたようなのですが、理由はわかりませんが産めなかったようで。
2番めのメスと違い卵嚢を得られているのが不幸中の幸いですね。

画像は本日孵化したケンランカマキリ(F2)です。
昨日幼虫が保管容器内を歩いているのを発見しまして卵嚢を個別にカップに移しておいた所、今日も孵化があったようです。 これで飼育下で1世代分回すことが出来ました。
孵化までは2ヶ月と少し、今年も予定通り生まれてきてくれました。
思うにケンラン飼育はそこまで難しいものでもないように感じます。
餌の選択にややデリケートな面がありますが、野外品でも状態のよい個体に当たればちゃんと産んでくれますし、飼育自体私見ですがキノカワカマキリより楽でした。
初めてまとまって入荷したのは2007年でしたっけ。
当時はダンボール使って産卵させている人もいなかったでしょうし、おそらくこのカマキリの壁面張り付き型の習性を考慮した飼育方法もされていなかったんじゃないでしょうか。
どうもケンラン=飼育難種といった認識が広まってしまっている気がしますね。

7/19追記
昨日今日と続けて6,7ペア目の交尾が行われました。
6ペア目のメスは目を離した隙にすでに合体してしまっていましたが、7ペア目の方は一部始終を確認することが出来ました。オスがPM3~4時の間ににわかに慌ただしくなるというのは前に書き込みましたが、
今回はそれに合わせて3ペア目の時と同じようにメスがコーリングを開始しました。
交尾の時間帯以外にメスがコーリングらしい姿勢をとることは前に見かけた気がしたんですが今回は3ペア目同様、明らかに歩きまわるオスを意識している雰囲気が感じられました。
本当は録画しようと思ったんですが、デジカメを構えようともたもたしているうちに交尾が始まってしまいました...
それにしても交尾前に必ずコーリングしている様子が確認できるわけでもなく、このコーリングの意味ってなんなんでしょうね?
あと去年は交尾が確認できた2個体はどちらも交尾に3時間程度かけていたんですが、今年の自家繁殖個体は確認できた個体は交尾の時間はどれも2時間前後(1時間半程度で離れてしまうものも)なんですね。不思議です。
 

されどハラビロ

 投稿者:十郎  投稿日:2013年 7月14日(日)05時01分7秒
編集済
  う~む、興味深い話ですねぇ。
うちに送っていただいた巨大ムネアカの幼虫は、アホな飼い方をしたので大幅に数を減らしましたが、単独飼育にしてから安定してます。
早いとこ、いい意味で親の顔が見たいモンです。

ちなみに自分がハラビロ系でも卵嚢保護(…これからは随伴と改めますか)をする可能性があるのは、こちら
http://ssp-japan.net/oldbbs/old_log/opg_bbs_old_001/joyfulyy.cgi?page=60
の掲示板に投稿されてた、ニューギニア産の貴重な野外での随伴行動の写真で知っておりました。
(※追記:あれれ、リンク先が見れなくなってますな…)

ふぉっふぉっふぉっ。
 

思い込みが勘を鈍らせる

 投稿者:kaz  投稿日:2013年 7月14日(日)03時14分43秒
  書き込もうかな…と思ってから、はや数日が経過。こうしてどんどん遅れていくのです。

今日は、長い文章を。

流通しているカレハカマキリ類のうち、メダマカレハカマキリ以外の種では、産卵後のメスが卵嚢に寄り添う行動が知られています。メスは基本的に卵嚢の孵化まで離れないため、卵嚢を「保護」していると捉えられています。私自身、メスが何かから卵嚢を保護している行動なのかな…?と想像してはいます。しかし、寄り添う行動の機能が正確に示されていない以上、これは現状では「保護」ではなく「随伴」と表現されるべきでしょう。

多くの方が、卵嚢への随伴はカレハカマキリ類にほぼ特異的な行動であると考えていることでしょう。しかし、他のカマキリでも随伴する種があるかも…と考えさせられる情報は、無くはありません。その1つが、このリンク先のブログです。
http://khaoyaim.exblog.jp/13125139/
これを見る限り、もしかしたらカゲロウカマキリの一種(なお、ブログ内の学名は間違っています)でも卵嚢への随伴があるのかも知れません。ちなみに私は、昔このブログを読んだあとで、真偽を確かめるべく本種をお店から買い求めたことがありましたが…入手できたのが未交尾のメス成虫で、かつ産み渋ったので、ゲームオーバーでした。ちゃんちゃん。

さて、もう1ヶ月以上前になりますが、十郎さんから素晴らしいマレー土産をいただきました。外見はムネアカハラビロのそっくりさん。しかも2個体のうち一方は、卵嚢付きの母親成虫とのことでした。現地での入手のタイミング等を考慮すると、このハラビロは卵嚢を保護する種なのでは…?とは、十郎さんの考察。しかし私は、ハラビロカマキリ類はカマキリのなかでも特に共食い傾向の強いグループなので、卵嚢に随伴あるいは保護なんてしないのでは?と考えていました。このあたりの経緯について、詳しくは十郎さんの掲示板の5月22日から28日までの十郎さんと私のやり取りをご一読下さい。

私がハラビロカマキリ類で卵嚢への随伴行動が無かろうと思った理由と、ハラビロカマキリ類が特に共食い傾向の強い種であることに、どのような関連があるかと言いますと…。カレハカマキリ類の繁殖を経験された方ならご存知だとは思いますが、メス成虫が随伴する卵嚢から幼虫が孵化する際、母カマキリは孵化してきた幼虫たちに対して、捕食するなどの攻撃は一切加えません。それどころか、体の上を這い回られることも許容します。ちなみに、卵嚢に随伴しない種では、ケージ内にある自らの卵嚢から幼虫が孵化すると、これを積極的に捕食します。また、体の上を幼虫に這い回られると、体を振る、身をよじるなどして拒絶します。このように、本来カマキリにとって目の前を蠢く小昆虫は全て捕食対象となり得ますが、卵嚢に随伴する種では幼虫を実子であると識別できているのか、捕食しないことが重要なポイントです。また、カレハカマキリ類のように卵嚢への随伴がある種では、孵化した幼虫同士も共食いが非常に少ないという特徴があります。孵化直後から2齢程度までは共食いはほぼ皆無で、大型の幼虫になっても他のカマキリ類よりも共食い傾向は低いままです。これは想像ですが、孵化直後の幼虫の分散性が低く、(メス成虫の近くで)幼虫たちが集団を形成している期間が、他のカマキリよりも長いのではないでしょうか。そういう状況を仮定すると、集団を形成する上で共食い傾向が弱いという性質も納得できます(集団を形成する性質を持つ種の共食い傾向が強いと、矛盾しますからね)。

これらの点を考慮すると、ハラビロカマキリ類というグループは、卵嚢への随伴行動をとる種としては、性質が荒過ぎるように思うのです。もちろん、マレー土産の孵化後、飼育しながらそれらを確認するつもりではいました。しかし心の中では、十中八九、卵嚢への随伴は無かろうと決めつけていました。

やがて幸運にもその卵嚢は孵化し、多数の幼虫が得られました。それらを飼育するうち、私は少し性質の違いが気になってきました。件の大型ムネアカハラビロは、幼虫同士の共食いが少ないのです。彼らは、共食いが非っ常ーに少ないカレハカマキリ類と比較すると、もちろん共食いは多い方です。しかし、馬鹿みたいに共食いする他のハラビロ類よりは明らかに共食いが少ないです。共食いが比較的少ないハラビロ…なんとも不思議な存在です。

ハラビロカマキリ類に卵嚢随伴行動は無かろう。私がそんな思い込みを改めなければならないと思ったもう一つのきっかけが、以下の画像です。
http://www.flickr.com/photos/capepaperu/6933035125/
ハラビロカマキリ類の飼育経験が豊富な方なら、この画像の衝撃がお解りいただけるでしょう。多数の幼虫(サイズ的に孵化直後の1齢でしょう)と、それに随伴するメス成虫。成虫の腹部はペチャンコなのに、幼虫たちを捕食しているような様子はありません。インドネシアで撮影されたこの写真は、ハラビロカマキリ類にも卵嚢への随伴が見られる可能性を示唆するに十分な情報です。
形態を観察する限り、この画像の種は、今回私が十郎さんからいただいた大型ムネアカハラビロとは別種のようです(なお、この画像も学名が間違っています)。性質が荒く、卵嚢への随伴や他個体への親和性とは程遠い印象であったハラビロカマキリ類…もしかしたら、有り得なさそうな卵嚢随伴が有り得るのかも知れません。今後は思い込みに振り回されず、淡々と結果を確認しながら、真偽を明らかにしたいと思います。
余談ですが、実はこの画像は、随分前にも1度見たことがあるものでした。こういう興味深い画像やサイトはブックマークしてあるのですが、それをすっかり忘れていました。そうして最近になって再度ウェブ上で見つけてまるで初めて見たかのように感動してしまったわけです。我ながらヒドイ記憶力です…。


[画像]
1枚目
これが十郎さんにいただいたマレー産大型ムネアカハラビロ。2個体とも9cm以上あり、おそらく平均的にも日本のムネアカハラビロよりも大きいのであろう。より大きく、より太く…ある意味、上位互換。

2枚目
威嚇姿勢。まさに胸赤。ちなみに、鎌に挟まれたらものすごく痛かった。

http://mantidmaniacs.net/

 

ケンラン

 投稿者:kaz  投稿日:2013年 7月 8日(月)03時04分42秒
  >attenboroughiiさん、
あたたかいお言葉をありがとうございます。

>ハエは釣り用のサシを羽化させたものを使うことがあるのですが、時々食べさせて大丈夫なのか不安になる
ご心配は理解できます。元々の不衛生さ故か、あるいは難消化であるのか、キンバエを主食として与えていると、確かに死ぬ個体が時々出てきます。これは、ショウジョウバエのみを与えていたカマキリ幼虫を、急に餌をキンバエに切り替えて飼育し始めた直後に起こることが多いです。ほぼ間違いなく餌の切り替えが死因になっていると確信しています。ただ、そういった死に方をする個体は、感覚としてはカマキリ10個体のなかで1-2個体程度と比較的少数です。そのため私の場合は、多数を維持しているような種に対しては少数の消化不良死など無視してキンバエを与えています。実際、このような死に方は餌の切り替え直後から短期間にしかほとんど見られないため、さほど問題になりません。導入直後でほんの数個体しか飼育していないような(ある意味で貴重な)カマキリに対しては、私はキンバエとコオロギ(これらを与えた場合に消化不良死を確認したことがある)は一切与えず、ある程度の大きさの個体にはガ(過去に一例も消化不良死を起こしていない)のみを与えています。

>釣り用サシとトリニドの中間ぐらいのサイズの餌があれば
サイズに関して言えば、イエバエが該当しますね。キンバエと違って腐肉を必要としないので、気合いがあれば増殖できますが…。

>飼育難な種というとどちらかというと低温種を想像してしまいますが、高温が必要というのもなかなか難しそうですね。
低温を要求する種も確かにあります。そんな種に限って皆が欲しがるような種なので…なかなかやっかいなようです。欧州でも四苦八苦しているようです。
高温を要求する種は低温を要求する種よりはまだマシな方だとは思います。例えばアザミカマキリは、若齢幼虫は恒常的に20℃を切るような温度だとバタバタ死にます。多少育った幼虫であればタフになるのですが。

>ヨーロッパの冷涼な気候下での飼育だともっとハードルが上がりそうです。
温暖な地域の生物を無加温で飼育できるような環境には恵まれていないためか、欧州人は本気度の高い飼育設備でしっかり飼うスタイルが主流であるように思います。むしろ、私のように最低限の設備・環境で横着に殖やそうとする人間の方が、手痛い失敗をしてしまうのではないでしょうか。

>ケンランカマキリ繁殖の実例
かなり詳細に実例をご教示いただきありがとうございます。オスの交尾活性の上げ方やペアリングのタイミングなど、こうした情報の1つ1つが、ケンランカマキリの繁殖に先々臨むような方にとって、非常に有用な資料になることでしょう。

>ケンランは当方の環境では今までの経験上午後3~4時の間に交尾を始めることが多いのですが、去年交尾を確認されたときは何時頃でしたか?
当方では何時に交尾を開始したのかは解りませんが、画像のプロパティを見てみたところ、撮影時間は17時30分頃でした。あまり時間帯に差は無さそうですね。

>写真2は交尾直前のコーリング中と思われるメス
確かにコーリング姿勢ですね。私も、ケンランでは見たことがありませんが、モモアカケンランで同じ姿勢を観察したことがあります。同居のオスが急に活性が上がるなど、不思議な点もあって面白いですね。

>大体羽化後二週間後頃から食欲が増してくるのでこのタイミングでオスを宛てがえば今のところ投入後数日以内に交尾までいっています。また交尾まではどのメスも羽化後20日程度でした。
じっくり観察されている方だからこそ、キチッと言及できることですね。素晴らしいです。

>写真①は容器内がちょっと汚いですが幼虫飼育の様子です。
人様の飼育環境なんて拝見する機会が無いので、興味深く拝見しました。横向きにカップを置いておけるのは、脱皮に高さを必要としないケンランならではですね。

>ちなみに容器の中身が違うものは先月ジャングルワールドさんから入手したシビラ(Sibylla dolosa)です。
>雌雄はわからないということでしたがターコイズの美しい羽に一目惚れし前から欲しいと思っていたので羽化がとても楽しみです。
あら、そんな入荷があったのですか。知りませんでした。ちなみに、あの青みがかった翅の色は、飼育個体ならではです。野外品は完全に黄緑なのです。
うまく雌雄が揃って殖えると良いですね。

>ログで産卵の機会を逸したメスが頓死することがあるということにつて触れておられた気がしますが、
>環境に問題がなくともこういったようなことは時々起こることなんでしょうか?
ちょっと覚えておりませんが…交尾機会を逃したメスが、無精卵を排出することもできず、腹部が以上にパンパンに膨らんだまま死ぬことがあります。…こういった内容でしょうか?
環境に真に問題が無かったか否かは解りませんが、そうした個体が(頻度は低いながらも)時々出てくるのは、私の経験上では事実です。

[画像]
回顧を込めて、去年撮ったケンランカマキリを。ネタの使い回しとも言います(苦笑)。美しさは文句なしです。またいつか飼ってみたいですね。

http://mantidmaniacs.net/

 

(無題)

 投稿者:attenboroughii  投稿日:2013年 7月 6日(土)21時37分32秒
編集済
  こんばんは。

お忙しいようですね。
我が家のケンランカマキリ4,5ペア目が交尾を行いました。
今回も頃合いを見計らって同居させて上手く行ったんですがペアリングのタイミングが大体掴めてきたように思います。
羽化後~3週間のメスを予め産卵用飼育容器に入れておきそこに後から性成熟したオスを投入します。
このときメスには沢山餌を与えておくわけですが、大体羽化後二週間後頃から食欲が増してくるのでこのタイミングでオスを宛てがえば今のところ投入後数日以内に交尾までいっています。また交尾まではどのメスも羽化後20日程度でした。
オスが交尾を挑む時間帯はかなり正確で午後3~4時の間です。

写真①は容器内がちょっと汚いですが幼虫飼育の様子です。以前は中にダンボール片など立ててありましたが不要に感じたので最近はとてもシンプルに飼育できています。
ここのところメスの羽化が続いています。自分で飼育するぶんには日の経ったオスでも問題ないんですが、やはりオスが早く羽化してしまうので、もともと比率が偏っていたことも影響しますが出品を考えるとややメス余りの状態になっていますね。
そういえば今回使用したオスは羽化後3ヶ月経過していましたがやはり交尾自体は問題なく行われました。実は飼育下ではオスはかなり長生きするんじゃないかなと思います。

ちなみに容器の中身が違うものは先月ジャングルワールドさんから入手したシビラ(Sibylla dolosa)です。
雌雄はわからないということでしたがターコイズの美しい羽に一目惚れし前から欲しいと思っていたので羽化がとても楽しみです。

写真②は産卵用飼育容器です。血統維持を考えて今年は6ペアほど手元に残したいと思っているんですが、現在2個体から14個卵嚢が得られていまして流石に全部飼育は難しいなぁと思ってもいます。
そういえば残念なことに2ペア目のメスが死んでしまいました。このメスは交尾後開いている産卵管がなぜか閉じずそのまま3週間ほど生きていましたが結局卵を産まず...でした。
ログで産卵の機会を逸したメスが頓死することがあるということにつて触れておられた気がしますが、
環境に問題がなくともこういったようなことは時々起こることなんでしょうか?
 

現状

 投稿者:kaz  投稿日:2013年 6月30日(日)04時31分46秒
  書き込みができず、いつものことながら、放置状態になってしまいすみません。

特にattenboroughiiさん、素晴らしいご報告をしていただいているのに、お返事が出来ておらず申し訳ないです。

もうちょっと手が空きそうにないので、もう少し書き込みが遅れることをご了承ください。今週までは無理そうです話題はいくつかあるので、手が空き次第、再度書き込みいたします。

よろしくお願いします。


http://mantidmaniacs.net/

 

ケンラン交尾2

 投稿者:attenboroughii  投稿日:2013年 6月14日(金)21時05分26秒
編集済
  こんばんは

いえ、私としては返信をいただけるだけでありがたいです。

1令早く羽化するものが(特にオスの方に)それなりの数出ましたので判断に迷いましたが、ここのところきちんと加齢しています。

>キンバエをあえて狭い袋のまま羽化させて、羽化不全で飛べないハエを餌とするのも有効だと思います。試されてみてはいかがでしょうか?

ハエは釣り用のサシを羽化させたものを使うことがあるのですが、時々食べさせて大丈夫なのか不安になるのと、通販を使うので安定して供給させようとするとそれなりにお金がかかるのがネックです。
現状中齢幼虫にはもっぱらトリニドショウジョウバエを与えているんですが、餌が小さくかつ腹持ちが悪いのでどうも成長が遅い気がしています。釣り用サシとトリニドの中間ぐらいのサイズの餌があれば、もうすこし早くなると思うのですが。

>しかし、ひどいネーミングセンスだなぁ…と、そればかりが気になっていました。

私もそう思いましたw

デザートマンティスについて詳しくありがとうございます。
23度でダメになってしまうんですか。飼育難な種というとどちらかというと低温種を想像してしまいますが、高温が必要というのもなかなか難しそうですね。
ヨーロッパの冷涼な気候下での飼育だともっとハードルが上がりそうです。

>交尾→早期に産卵という流れは、どのカマキリでも成功の黄金パターンです。仮に交尾が上手くいっていないと、メスは交尾後もコーリングして再度の公交尾を待つ場合が多いので、その場合だと産み渋るのですよ。

なるほど。あれからひと月たちますが、コーリングもなく産み渋るどころか二度産みを繰り返しすでに7個の卵囊が得られていまして、去年が3ヶ月間通しての結果が1頭あたり平均8個だったのでそれを上回るペースで産卵中です。

写真は本日交尾に至った2ペア目の個体です。
このメスは5/18羽化、今週頭ごろからコーリングを始めておりましたが同居させていたオスの活性が上がらなかったので、別のオスを投入したところ即交尾に至りました。
交尾したがっているオスは周囲の音や振動に敏感で、個別飼育用のプリンカップを持ち上げただけで走り回ります。そして近くにメスの存在を感じると素早く八の字や円を描くような特徴的な動きをしながらメスを探し、拒否されなければ交尾に至ります。

オスの交尾活性を上手く上げてやる必要があると思いました。
1ペア目のオスの場合偶然に交尾に至った感じですが、交尾まで日数がかかりました。
どうも交尾してくれそうなオスだったとしてもしばらく同居させていると、あまり交尾をしたがらなくなるというか、元気ではあるんですが活動的でなくなる気がするんですよね。
今回は実はオスは投入直前に別のメスのプリンカップに入れてみていたんですが
この時積極的にメスを追っていましたのでこれはいけるかと思い本命の産卵用飼育容器に入れたところ...といった感じでした。

本当は狭い容器内で交尾が出来ればよいのですがメスは落ち着ける住処が無いとオスから逃げてしまうのでこちらはうまくいきませんでした。なので当て馬的にメスをあてがって、オスのやる気が出た所で本命に挑ませるやり方をすれば交尾の確率が上がるんじゃないかと思いました。
次のメスも何匹か羽化してきていますのでこちらで実験してみたいですね。

そういえばケンランのオスの寿命なんですが、今回使ったオスは羽化後2ヶ月たっていました。
一番長生きしていたオスは三ヶ月目にメスに襲われてしまい、まだどれくらいの寿命があるのかわからないのですが、二ヶ月前に羽化した他のオスも現在まったく衰える様子がありません。むしろ若いオスよりも活発なくらいです。輸入品だとオスは結構脆い印象がありましたが、全然丈夫です。

6/16PM4:40追記
本日3ペア目の交尾を確認しました。現在交尾中です。
ケンランは当方の環境では今までの経験上午後3~4時の間に交尾を始めることが多いのですが、去年交尾を確認されたときは何時頃でしたか?
写真2は交尾直前のコーリング中と思われるメス、5/26羽化。このペアはいつもどおり雌雄で同居させて3日めで交尾を行いました。昨日まではオスもじっとしていたのですが、夕方近くになってにわかに慌ただしい動きを見せるようになり、例の行動を見せ始めて....という感じです。昨日までは(すでにコーリングを始めていた個体であるにもかかわらず)メスも通りかかるオスを追い払っていたんですが。コーリングに呼応する形でしょうか?いまいちオスのやる気スイッチの押し方がわかりませんね。
写真3が交尾中のペア。上の写真とよく似ていますが別個体ですwもっと迫って撮れればよかったんですが恐る恐るです。
 

遅くなってすみません

 投稿者:kaz  投稿日:2013年 5月23日(木)01時31分1秒
  >attenboroughiiさん、
毎度のことながら、私の投稿が遅れてしまい申し訳ありませんでした。順調にケンランカマキリを維持なさっているのですね。

>オス8齢、メス9齢が終齢と書き込みましたが、もしかしたらもう1令加齢するかも知れない感じです。
十分に有り得ることですね。カマキリの多くの種は、個体によって(同性であっても)脱皮回数が1回異なることがあります。栄養状態か、それとも他の何らかの要因か…なにがきっかけかは解りませんが、同じように飼育していても1回脱皮回数が少ない個体が出てくることがあります。

>1ペア成虫で飼育中なのですが、本日どうやら交尾に至ったようです。
交尾後のメス腹端の様子をお聞きする限り、どうやら交尾は成功しているようですね。しっかり観察されているからこそ判ることだと思います。素晴らしいです。

>いい餌ないものか...
キンバエをあえて狭い袋のまま羽化させて、羽化不全で飛べないハエを餌とするのも有効だと思います。試されてみてはいかがでしょうか?

>オマーンダンゴカマキリ
この入荷は知っていました。原産地から直輸入された新規の種ならまだしも、欧州ルートの既知種だったのでスルーしていました。しかし、ひどいネーミングセンスだなぁ…と、そればかりが気になっていました。

>自然下では短い雨季の間に羽化産卵を終えて卵で厳しい乾季を耐える感じだったりするんでしょうか?
現地での生活史は私もちょっと解りません。ただ、卵嚢での耐乾性はあるようで、孵化は一斉ではなくパラパラと…といった感じのようです。自分で確認した訳ではありませんが、1年ほど置いた卵嚢からも孵化があったという話も聞いています。

>ブリード失敗残念でした...繁殖は難しいのでしょうか?うーん是非手にしてみたい種です。
どうでしょう…?私は成功していないので確かなことは言えません。私の場合、失敗の原因は明確です。なかなか好適な温度環境を用意しなかったことと、ペアリングの時間を確保できなかったことですね。全く手が回りませんでした。幼虫飼育の途中から、「成虫になる頃には、とてもじゃないが管理する時間・労力の余裕が無さそう…」とは感じていたので、カマキリには悪いことをしました。
本種は共食い傾向が強く、必ず個別飼育する必要があります。ペアリングの時期だけ同居させるのですが、彼らの交尾適期にペアリングさせる時間を私が確保できず、私の都合の良い時期に(大幅に交尾適期を過ぎてしまっていた)ペアリングしても時既に遅し…といった感じでした。交尾適期を外れてペアリングすると、メスが激しく拒否してケンカのようになるのです。
私が重い腰を上げて、デザートマンティスが要求する飼育温度(35℃以上)を用意したのが、飼育の後半であったことも個体数を減らす原因になりました。長期間低温(23℃くらい)で飼育していたので、何頭も死なせてしまいました。
彼らは本来、交尾活性が非常に高く、絶食にも強い丈夫な種です。もちろん簡単な種ではありませんが、ちゃんとした高温乾燥の環境を用意し、ペアリングの時間を確保できれば、繁殖に成功する可能性は高くなるのではないでしょうか。孵化した1齢幼虫が捕食できる微小な餌を用意することも重要ですが、意外とこれが一番難しいかも知れません。

>交尾から2日、早くも産卵行動を始めたようでしきりにダンボールに腹部を差し込んでいます。
こういうこともあるんですね。かかるのを待っていたんでしょうか。
詳細が判る画像の添付をありがとうございます。どうやら成功のようですね。おめでとうございます。交尾→早期に産卵という流れは、どのカマキリでも成功の黄金パターンです。仮に交尾が上手くいっていないと、メスは交尾後もコーリングして再度の公交尾を待つ場合が多いので、その場合だと産み渋るのですよ。

http://mantidmaniacs.net/

 

ケンラン交尾

 投稿者:attenboroughii  投稿日:2013年 5月11日(土)00時05分23秒
編集済
  こんばんは

当方のケンランカマキリですが、オスは半分が成虫に、メスは大部分が終齢になりました。
前の投稿でオス8齢、メス9齢が終齢と書き込みましたが、もしかしたらもう1令加齢するかも知れない感じです。そして1ペア成虫で飼育中なのですが、本日どうやら交尾に至ったようです。
至ったらしい、というのは目撃したのが交尾を終えた直後で、それ以降メスの産卵管がハの字に縦に割れていることから判断しました。たしか去年交尾を確認した時も交尾後一日程度はメスの産卵管が開いたままになっていましたので。

個人的にはケンラン飼育では交尾が一番不安だったんですが、オスの挙動などこれで手応えを掴んだ気がします。

>主に用いられるマダラシミは繁殖スピードが他のシミより速い反面、45℃程度の高温を好むので、餌として潤沢に維持するのであれば、この環境を用意する必要があるのです。

生き物の飼育としては想像しがたい温度帯ですね...
レッドローチには怯えやすいので大きい個体にはコオロギが手頃なんですが、やや嘔吐しやすい傾向を感じるのであまり頻繁に与えるのは怖いんですよね。いい餌ないものか...

>画像は、もうだいぶ前に羽化したデザートマンティスのメス成虫です。この種はデザートマンティスのなかでは大型なのが魅力的ですが、体色はキノカワカマキリみたいでデザートマンティスらしさが感じられないのがイマイチです。

そういえば4月に名古屋のペット専門店にケンランカマキリとともにインボイスネームでしょうかオマーンダンゴカマキリなるデザートマンティスが入荷していたようですが見に行く前にどうやら売り切れてしまっていました。なかなか機会に恵まれませんね。

>ちなみに、この属のカマキリは適温条件下で飼育すると孵化から45-50日程度で成虫になるようです

はやいですね!自然下では短い雨季の間に羽化産卵を終えて卵で厳しい乾季を耐える感じだったりするんでしょうか?

ブリード失敗残念でした...繁殖は難しいのでしょうか?うーん是非手にしてみたい種です。


5/12追記
交尾から2日、早くも産卵行動を始めたようでしきりにダンボールに腹部を差し込んでいます。
こういうこともあるんですね。かかるのを待っていたんでしょうか。
去年も交尾後同様に2日で産卵に至った事がありましたが、この時は野生下でかかっている事も考えて
特に気にしていませんでしたがそういうこともあったなぁと思いだしました。
 

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