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青黒い空が見える部屋に居る私。眠気の中で辺りが騒然としてきた。
外では小高い丘の上で旧友達数人が「戦争が始まる、自分達は戦いに行く。」と大声で叫んでいる。
私の部屋の中にも数人が居て、国防色の戦闘服を着だしている。私は迷った。
自分も戦争に行かないといけないのか?行きたくない!部屋の人は全部出て行った。
私一人が残り、外を見る。相変わらず旧友は気勢を上げている。
突然丘の反対側から巨大な兵器が現れ、その下には白い戦闘服を着た兵士がたくさんいた。
その兵器から、丘の方にすざまじい攻撃が始まった。旧友達は反撃をしていたが軽機関銃でしかない。
私は恐怖のあまり部屋にあるバックを持って部屋を出た。その先は同級生の二階建ての家だった。
同級生も戦闘に慌てふためき、防空壕がてらの地下室に入る所だった。
外ではサイレンが鳴り響き、戦争が始まった事を伝えている。
同級生は私と何人かの非戦闘員を地下壕に連れてゆく。
階下に降りたら、そこは一階だった。私はここではまだ避難にならないと友に言う。
爆撃機の来る音がする。爆撃されたらこの家はひとたまりも無い。
友は、地下壕に入るのにはトイレから行けるという。私は急いでトイレに行く。
扉もなく便器があるだけ。何処から入ると友に聞くと便器を上げて入ると言う。
何故か私はそのまま便器の中に入った。足は下まで届くけど顔が下に抜けない。
下は真っ白な毛布がふかふかに引いてあり、空間は結構広そうだったが私は入れない。
何でこんな入り口にしたのだろう?そう思ったが結果的に避難できない。私は諦めた。
それから私は他の部屋に行った。そこは私の生まれ育った家の居間に似ている。
戦争は継続している。サイレンが遠くで鳴っている。
私は広く開いた戸の前で座っている。誰かが窓を開けた。私はびっくりして身構えた。
味方の人間だった。話を聞けば、国のトップの取り巻きだった。
私は戦争になった責任をその人に鋭く抗議した。その人は素知らぬ顔で酒を求めた。
空は青く夜の10時頃だと言う。今の時期はこんな感じだとその男は言う。白夜なのだろうか?
もう一人窓から人が来た。オレンジ色の機関銃を持った男。でもその機関銃はおもちゃだった。
こんな状態でどうして戦争が出来るのかをその男に問う。これでバリバリ!男はそう言った。
私は呆れた。戦争じゃなくこれは抵抗なしの侵略でしかない。国のトップはこんな状態。
兵器は玩具。防空壕は入れない。いったい何なんだ!!この国は!!怒りが出た。
でも、戦争は怖い。隠れる場所を探さなくては。。
大きく開かれた戸の向こうから、真っ青な空を大きな爆撃機が数機飛んで来るのがわかる。
爆弾を自分のほうまで、一直線で落としてくる。私は慌てた。他の二人に逃げろと叫ぶ。
爆弾は屋根を突き破り部屋の中に突き刺さる。ドラム缶の小さいやつに縦に金属棒を差したような爆弾。
遠くで落とされた場所から白い煙がモクモクと煙が出ている。部屋の爆弾も先端から煙が出てきだした。
焼夷弾でもあり、催涙ガスでもあるようでもおもえた。私は慌てて窓から逃げ出した。
爆音はも聞こえない。私は何処に逃げたらいいのだろう。
すぐに薄暗い広い空間に自分が居る。古い昔の建物の一階、ロンドンの昔の地下鉄の駅みたい。
石造りでといってそんなに暗くない。でもまだ戦争は続いている。私は石窓の下に立っていた。
向こうから妻が来る。大きなお腹で、もうすぐ子供が生まれる。妻は笑顔だった。
3歳くらいの男の子が来た。私の長男だ。妻は目がお父さんに似ていると言ったが定かじゃない。
私はその子を抱き上げた。ぎゅっと抱きしめ頬ずりをした。
私は長男に言った。どんぐりを食べる?長男は、食べられないよと私に言う。私は笑った。
これから何処に行ったらいいんか?私達はまばらな人の流れを歩き出した。
大阪の元居たアパートの近くの二階建ての家に着いた。中はスーパーみたいな感じで商品を陳列していた。
数人の人がフロアを歩いている。何かを買う訳でも無いのに、戦争意識がまったく無い。
私もほっとしている。外はもう夕暮れ。自分の家族はもう何処かに行ってしまった。
私はタバコが無いのに気が付いた。二階から外を見ていたら、乗用車が一台ガレージに入ってくる。
女の人が降りてきて家の中に入る。私は販売機近くにある?とその人に聞く。
そこにあるよ、今私も買ってきたから。と言った。私はその言葉を聴いて、急いで外にタバコを買いに出た。
家を出て細い道を少し歩いて左に回る。外はもう日が暮れていて暗くなっていた。
もう一つ角を曲がったら販売機があるはず、過去の記憶で私は角を曲がった。
販売機が見当たらない。と同時に後ろから「夜の外出禁止令を知らないのか?」という声を聞いた。
私は慌てた。戒厳令が敷かれていたのだ。侵略されて敵に支配されてしまったのだ。
このまま捕まったら私は終わりだ!そう思う瞬間、私は一目散に走り出した。
狭い路地に入りそのまま迷路のような道を、後ろも振り返らずに走った。
狭い袋小路に入った瞬間に、私は一瞬に目が覚めた。
布団はかぶっていたが、足の先が少し外に出ていた。その足先の指二本が、氷のように冷たく鋭い痛みがあった。
足が出ていたのであったら、出てる全部が冷たくなってもおかしくないのに、何故指二本だけなんだろう。
こんな事は初めてだった。今までの夢なら、率先して戦いの中に入っていた。
でも今回は、恐れおののき逃げ惑う自分が居た。何かが変わったのか?それとも誰かの意識だろうか?
過去に、夢の中で足首をつかまれ上に引きずり上げられた事があった人が、朝足を見たらくっきり手の後があったらしい。
現実にその人の話だから、信憑性はある。でも、私の足の冷えと痛みは一体なんだったのだろう。
いつかはこの答えが出るのだろうか?
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