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ニセハナマオウ10周年

 投稿者:kaz  投稿日:2014年11月30日(日)21時52分4秒
  通報 編集済
  半年以上も放置していました。余裕があるときに、無理がない範囲で書き込もうという考え方に変わりはありませんが、投稿いただいていたお二方には申し訳ありません。

>loadlifeさん
>kazさんがジャワ産ランカマキリを飼育された経緯
いえいえ、これはジャワ産を飼育するようになった経緯、ではなく、久しぶりにランカマキリを飼育するようになった経緯、のことです。単に、直接入手したという話なのですが。この話題も、いい加減にそろそろ紹介しないといけないと思っているのですが。撮りためた画像のRAW現像が億劫で…。

>2011年7月2日の「あぁ、ゴーストのオス幼虫ね。と思ったあなたは、まだ甘い」
これ、単なる小ネタです(笑)。画像の中にオス幼虫だけでなく、メス幼虫も写っていますよ、という。本当にこれだけです。

>「スティックマンティスにまつわる面白い話」があると触れられていました。後日、その時の画像がドラゴンの若齢だったと報告されて驚きました。
随分昔の話なので、思い出すのに難儀しました。スティックマンティスの件とドラゴンの件は別ですよね?!スティックマンティスの件は、寄生者についての話題です。死体は保存してありますが、まだ顕微鏡写真を撮っていません。撮ったらご紹介します。


>まるみさん
お困りだったでしょうに、適切な時期にお応えできずに申し訳ありませんでした。例年夏季は余裕がなく、どうしてもお問い合わせに対して回答できないことが多いです。
今更ではありますが、一応お答えしておきます。

>ハラビロの幼虫の餌について質問させて頂きます。
まず、ハラビロカマキリの5-6齢幼虫に対しては、ショウジョウバエはかなり小さな餌であると思います。満腹にさせるために膨大な数のショウジョウバエを食わせるのであれば問題ありませんが、若齢を飼育するときと同じ感覚で最低限の個体数のショウジョウバエしか与えないのであれば、栄養が足りないということはあるでしょう。
カマキリは脱皮後には外骨格が薄いです。脱皮後の十分な摂食により、外骨格が厚く固くなり、それとともに皮下脂肪が充実します。これが前提です。ところが栄養状態が著しく悪いと、そもそもなかなか脱皮するほどに育ちません。さらに、ようやく脱皮しても栄養不足で脱皮後の体を丈夫に形成することができず、さらに皮下脂肪が薄くて体が透けたような状態になります。

まるみさんのハラビロカマキリの状態は、私が知っている上記の症状に似ています。実物を見ていないので確証は一切ありませんが、可能性の1つとしてご頭に留めておいていただければと思います。重ねて申し上げますが、ショウジョウバエが悪いわけではありません。ショウジョウバエを5・6齢のような大型幼虫にあたえるのであれば、膨大な数を投入してカマキリが飢餓状態にならないように気を付けると良いです。

>脱皮した後に今までの餌が突然合わなくなるということはあるのでしょうか。
私の経験では、ありません。
むしろ拒食気味だった個体が、脱皮後にリセットでもされたように餌を食い始めることがあるくらいです。

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2014年、秋。私が初めてニセハナマオウカマキリを飼育したのが2004年の秋ですから、今年で丸10年です。早いものです。10年前から毎年本種を飼育していますが、いまだに魅せられています。ずっと累代できているわけではなく、何度も殖えていますし何度も絶えています。それでも、昔よりも力まずに飼育に臨むことができるぶん、ずいぶん気が楽になりました。
あまり丈夫ではない本種の幼虫であっても、アフリカからペットボトルに入れられて空輸されるなど、昔の入荷時の状態は非常に厳しいものでした。繁殖どころか、無事に加齢させることさえままならなかったほどです。近年では輸送状況が改善され、お店に入荷する本種の状態も見るからにマシになりました。流通量も以前より増え、入手できる人も増えたことでしょう(昔はどんなに高価でも即時売り切れていました)。
ずっと遊びのネットサーフィンをしていなかったので最近まで知らなかったのですが、今年は卵嚢や若齢での入荷も随分あったようですね。本種の飼育情報が載せられたウェブページも、昔よりも多くなっているでしょうし、新たに飼育・繁殖に臨む人達には良い時代になりました。

今年は、国内だけでなく海外でも野外採集されたニセハナマオウの卵嚢の入荷がかなり多かったと聞いています。短期的に見れば飼育者にとっては入手難度が低くなって良い時代になったと言えますが、個人的には野外での採集圧が格段に上がってしまっていることを危惧しています。なかなか乱獲のせいで生き物が絶えてしまうことはないと思いますが、もともと本種のように形態的にも生態的にも特殊な昆虫が、野外で高密度に生息しているようにも思えません。そう考えると、野外採集の規模が増大することは、長期的に見ればあまり良いことではないかも知れません。どちらにしても飼育者としては、入手した個体を無駄死にさせないよう、累代を心掛けたいところです。

 
 
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