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すごい

 投稿者:mmm  投稿日:2015年 3月 8日(日)13時42分2秒
編集済
   ご無沙汰しております。
 人工交配・・・ 考えたことはあったけど、やったことはありませんので、記事を読んでびっくりしました。
 ただ・・・ちょっと気になるのは、やはり「ちゃんとした場所に精液を送ることができるのか?」という点です。

http://homepage.ntlworld.com/the.tarantula.store/spermgal-Lasiodora.htm

 ラシオドラ数種のメス生殖器の画像です。
 実際の交接で、この器官のどこに精子が送り込まれるかは不勉強で知らないのですが、仮に1対の受精嚢の奥だったとしたら、人間が手作業でその場所を探りあてるのは容易ではないと思われます。

ただしメス生殖器の形状は種や属によって異なりますので、比較的単純な形状のグループならあるいは可能かもしれませんね。
↓例:ブラキペルマ
http://homepage.ntlworld.com/the.tarantula.store/spermgal-Brachypelma.htm

しかし私の好きなアヴィキュラリアとかだと、受精嚢が細長いので厳しいかもしれません。

http://homepage.ntlworld.com/the.tarantula.store/spermgal-Avicularia.htm

 とはいえ最初に述べたとおり、実際にオスがどこに精液を送り込んでいるのかわからないので、こうした想像はあまり意味がないのかもしれませんが・・・仮に受精嚢の前室に送り込んでいるだけだったら、人工授精成功の可能性はグッとあがるわけで・・・

 まあこうした場合、考えるよりもとにかく行動したほうが結論が早く出るので、今回のkazさんの行動は素晴らしいと思いました。


>アメリカなどでは以前から、タランチュラの雌雄を手に持った状態で(クモ任せではあるものの)交接させ、メスがオスを捕食しないように飼育者が助ける方法が知られているそうです。

 これは、両手にそれぞれオスとメスを持って、行うのでしょうか?
 それとも、手の上にオスメスを乗せて交接させるってことですかね?
 後者なら充分できそうな気がしますが、前者だったら・・・うん、ワタシには無理だwww


 人工交配というわけではありませんが、以前 Avicularia laeta のペアリングを試みたとき、オスメスともにやる気が感じられなかったのでピンセットで軽く巣を叩いて「偽タッピング」をしてみたところ、なんとか交接させられたこともありました。

 こういう技術が色々編み出せれば、タランチュラの繁殖の成功率も上がるのかもしれませんね。

http://avimania.exblog.jp/

 
 

バイーアスカーレットの産卵

 投稿者:kaz  投稿日:2015年 3月 7日(土)22時52分44秒
編集済
  今週私が出張で不在にしていた間に、我が家のバイーアスカーレットLasiodora klugiが産卵しました。
今回の繁殖にあたっては、少々珍しいことに挑戦しました。今回はそれをご紹介致します。

メスと成熟オスが手元に揃ったのは昨年の初夏頃。12月になってペアリングに取り組みました。メスはまだ若く体長7cmほどの個体ですが、ペアリングの際には毎回オスを受け入れる行動をみせていました。ところが、肝心のオスがなかなか憶病な個体で、タッピングや振動などの行動はとるものの、なかなか交接には至りません。年末までに何度かペアリングしましたが、結局交接したのは1回だけ(しかも、挿入した触手は片方のみ)でした。

状況が変わったのは1月中旬。それ以前からしばらくクモに給餌しない時期が続いていて、明日には久しぶりに餌用のコオロギが届く…というところでした。しっかり給餌した後でペアリングするつもりだったのですが、ふと魔がさして「まぁ、いつも寛容なメスだから、今回も餌やりの前だけど大丈夫だろう。」と思い、オスを差し向けました。すると…見事に共食いしました。
過去に数種のタランチュラを目の前でペアリングさせたことがありますが、共食いどころかメスが攻撃的に振る舞うことさえ見たことがありませんでした(ケージ内で同居させていたインディアンオーナメンタルを除く)。それ故に、完全に気が緩んでいました。ごく初歩的なことですが、飢えたメスにオスを向かわせるべきではありませんでした。完全に私のミスです。バキバキと音を立てて噛み砕かれていくオスを見ながら、そんなことを反省していました。とはいえ、今更引き剥がしてもオスは助かりはしないので、そのままメスに食わせることにしました。

しばらくメスの捕食を眺めていましたが、その後にふと思い立ち、食われているオスの触手を2本ともハサミで切断しました。昆虫でいうところのハンドペアリング(人工交配)に挑戦しようと思ったのです。
私はカマキリ飼育者ですから、共食いされたカマキリのオスを使って人工交配に切り替えたことは1度や2度ではありません。そんな経験から、タランチュラでも人工交配ができるのではないかと考えました。

空気に触れなければ精液はそんなにすぐ劣化しないだろうと考え、まずはメスがせっかくの御馳走(オス)を食い終わるのを待ちました。その間、オスの触手は4℃の冷蔵庫で保存しておきました。数時間後にメスが食い終わったのを確認したので、いよいよ人工交配のスタートです。

まずは、メスを大人しくさせる必要があります。
最初に試したのは寒冷麻痺でした。4℃の冷蔵庫にメスを入れて静置。熱帯域の生物で低温耐性は無いので、予想では20分も入れていれば十分だろうと思っていたのですが、うまく麻痺してくれません。結局30-40分くらい冷やしていたでしょうか。動きが鈍くなったところで(クモへの負担が気になって、完全に動かなくなるまでは待てませんでした)、クモを手袋をつけた左手に持ち、オスの触手を利き手の右手に持ちました。まずは試しに、オスの触手先端の膨らみ(ここに精液が蓄えられている)に軽く爪を立てて(クモの爪ではなく、私の爪です)圧迫。予想通り精液が出てきました。いよいよ今度はオスの触手先端の移精針をメスのポケットに挿入し、膨らみを圧迫して精液を出すことにします。…が、うまくいきません。ジワリと動くメスが筋肉を強張らせているせいか、腹部のポケットがピンと張っていて移精針が挿入できないのです。
この方法では、2つの点がダメでした。1つは、オスの触手先端の膨らみは爪を立てて圧迫してはいけません。爪を立てることで、触手の膨らみはパキッと割れてしまいました(そんな感覚が指に伝わってきました)。
もう1つは、寒冷麻痺では不十分であろうという点です。いくら熱帯域の種とはいえ、体が大きいせいで冷えにくいようで、なかなか動かなくなってくれません。いたずらに長時間冷やすことはクモの健康に良くないでしょうし、私のように中途半端に冷やしては、かえってクモの体を強張らせることに繋げてしまうようです。そうなると、ポケットへの挿入は難しいでしょう。

クモを大人しくするために次に試したのは、ガス麻酔です。これは使い慣れているので、効果があることは解っていました。もちろん、今回バイーアスカーレットのメスに使った際にも十分に効果があり、たちまちダラーンと脱力して動かなくなりました。麻酔容器から取り出した個体に麻酔が効いたままになっているのは、種によりますがせいぜい15分程度です。ですが今回の作業のためには、それだけあれば十分でした。先ほどと同じようにメスを左手に持ち、オスの触手を右手に持ちます。移精針をメスのポケットにあてがうと、今度はすんなり挿入できました。そこで触手先端の膨らみを指の腹で圧迫し、内部の精液を出し切りました。オスの触手を2本ともポケットに差し込んで精液を注入したら、手順は終了です。ここまで10分弱くらいだったでしょうか。

人工交配後のメスは通常の飼育に戻しました。特に食欲が増すことはありませんでしたが(と言いますか、多分ケージに入れた餌を全く食べていないです)、オスを食べたせいで腹部は膨らんでいました。そして、先週の頭くらいから床材の表面を軽く掘ってならすようになり、今週の月曜あたりに産卵した…というわけです。

今回の産卵にあたり、私が人工交配したことがどの程度影響しているのかは解りません。前述の通り、一応オス自身の力で1度は交接に至っていましたので、メスはそこで必要分の精液を受け取っていた可能性が十分に考えられます。また、産卵したとはいえ、無精卵である可能性も十分に考えられます。答えが出るのは約1ヶ月後ですね。さて、どうなるでしょうか。

先日、Cさんとのやり取りのなかでこの件をお話したところ、興味深いことをお聞きしました。アメリカなどでは以前から、タランチュラの雌雄を手に持った状態で(クモ任せではあるものの)交接させ、メスがオスを捕食しないように飼育者が助ける方法が知られているそうです。世の中、色々と手を尽くす方々はいらっしゃるのですね。共感するところがあります。

今回ご紹介したタランチュラの人工交配は、通常は数々の理由でオススメできません。以下にその理由を挙げます。

まず、オスの触手を切断する・圧迫するなどする破壊的な手法ですので、人工交配できるのは1回きりです。通常、飼育下でタランチュラのオスは複数回にわたって交接しては精液を補給し、また交接し…という流れを繰り返します。オスの調子、あるいはメスとの相性が良いようでしたら、クモ任せで交接させた方が、よっぽど受精する可能性は高いでしょう。

次に、麻酔によるメスへの影響を軽視すべきではないです。私が試してみた限り、寒冷麻痺は実用的ではないと感じました。また、ガス麻酔は慣れていないと加減が解らない上に、扱いを間違えば飼育者自身にも危険が及ぶ可能性があるので、扱いなれていない方のご使用は全くもっておすすめできません。そのような理由から、どのようなガスをどのような方法で用いたのかについては言及しません。また、私が用いている気体は、一部の昆虫で繁殖生理や学習に影響を及ぼすことが報告されています。タランチュラに対して影響がない保証はありません。そうした点からも、安易な使用は避けるべきでしょう。

また、操作手順そのものの難しさもあります。タランチュラの肢には、密生する剛毛のなかに点々と長い針毛(トゲ?)が生えています。メスを手で持つ際に誤った持ち方(そもそも持つこと自体、正しくありませんが)をすると、その針毛が腹部に刺さってしまうようです。今回、私もやってしまいました。肢と腹部をまとめて包み込むように持ったせいで、おそらく腹部に1番近い第4脚の針毛だと思いますが、それが腹部に刺さってしまいました。幸い数滴程度の体液が腹部から出ただけで止まりましたが、一歩間違うと大事故に繋がりかねません。
同じく気を付けるべきは、オスの移精針の形状です。今回人工交配に挑戦したバイーアスカーレットの移精針はさほど尖っていませんでしたが、種によっては(例えばチャコジャイアントゴールデンニーなど)移精針が非常に細く鋭く、文字通り針になっています。このように尖った移精針を、メスのポケットの内側を傷つけないように、ましては突き刺すことなどないように飼育者が挿入することは、非常に難しいと思います。

こうして色々と挙げてみるとお解りいただけると思いますが、私が行った人工交配の手法はオススメできるものではありません。しかし、貴重なオスが食われてしまった最悪の状況の中で、ある意味「苦し紛れ」に取る手法としては、私自身は有りだと思っています。伸るか反るか。そんなところでしょうか。

さぁ、あとは待つばかりです。
(まぁ、無精卵だったというオチがつく可能性は、私自身十分に想定しています。)


[画像]
1枚目
人工交配の様子。右手の人差し指と親指の間からチラッと見えているのが、切り落としたオスの触手の先にある移精針です。

2枚目
人工交配後。メスのポケットの真ん中に、うっすら滴(精液の一部)が見えているのがお解りでしょうか。

3枚目
卵嚢を抱えるメス。以前にメキシカンレッドニーを繁殖させたときもそうでしたが、今回のメスも若く小さめの個体です。オスのタッピングや振動などのアプローチに対して良い反応を見せるメスであれば、少々小さい個体であっても問題なく繁殖できるであろうというのが私の考え方です。
 

マレーシア 1

 投稿者:kaz  投稿日:2015年 2月23日(月)02時53分44秒
編集済
  今日は雨天でしたが、あまり気温は低く無かったです。もうすぐ啓蟄ですし、そろそろ生き物たちが活動する春…でしょうか。とは言え、まだ何度か冷え込むことはありそうですね。

>hieta4jpさん、
書き込みありがとうございます。
その後、サシガメが無事に成長しているとのことで何よりです。初めての飼育ではどなたでも不安でしょうから、それが解消されたのであれば良かったです。

>餌としてサシは有効でした。
スタバのコーヒーのように…ですか(笑)。うちではガの幼虫やトルキスタンゴキブリ、イエコオロギを与えていますが、サシも有効なのですね。本来サシは腐敗物のなかに埋もれて生活する生き物なので、野外ではカマキリやサシガメに捕食される機会はほとんど無いと思っています。そうした経緯や、サシの消化管内には摂食した腐敗物が満たされているという理由から、私はサシをそのままカマキリなどに与えることを避けてきました。腐敗物のせいで消化不良を起こして死んでしまうのではないか…と。
しかし今回hieta4jpのお話をお聞きする限り、サシをそのままサシガメに与えても問題無さそうですね。参考になります。情報ありがとうございます。

>今は夢中です。
サシガメは面白い虫です。もちろん、外見が非常に特徴的な種が多いというのもその理由の1つですが。分泌物をもとに同種識別の機構が働いており、幼虫の共食い防止に役立っている、といった研究もありますし、他にも色々と調べられています。集団を形成する生物は、生態面でも独特の面白さがあります。

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さて、そろそろ記憶が薄れつつあるマレー旅行について、少しずつ書き留めていきたいと思います。
昔から漠然と行きたいと思っていたマレーシアへ、「行こう!」と初めて強く思ったのは昨年の1月か2月頃だったと思います。例年通り「行きたいな…」としか思っていた私に、周囲の人たちが「行けるうちに行ってきなよ!」と強く後押ししてくれたのがきっかけでした。

目的地はマレーシアのキャメロンハイランド。趣味の虫捕りで初めて海外に行く私にとって、何よりも嫌だったのが現地のカマキリ類を何も目にすることなく帰ってくることでした。その点、キャメロンハイランドは虫が好きで海外に憧れる人なら誰もが聞いたことがあるような、そしてそういう人が最初に行くような、入門編的な場所と言えます。虫を採って生活している現地の方もおり、きっと売り込みもあるでしょうから、現地のカマキリを何も見ることなく帰ってくることは、まずありません。また、現地のカマキリの話も聞くことくらいはできるでしょう。随分後ろ向きな選択理由ですが、高木が生い茂る熱帯雨林で目的の生物を見つけ出すことは非常に難しかろうという、未熟な人間なりの冷静な判断です。また、マレー半島には私が見たいカマキリがほぼ全て分布しているというのも、ここを目的地とする上で重要な選定理由でした。

マレーに行くことを決めてからは、十郎さんに色々とお尋ねして随分お世話になりました。あまり寝食の面で余計な消耗をしたくなかったので、宿は十郎さんに教えていただいたそれなりに良いホテル(現地では中の上くらい?)を取り、航空券はベトナムのノイバイに1回トランジットのあるベトナム航空の便を予約しました。当時の相場で、往復56,000円くらいだったと思います。LCCの格安プランとは比べるべくもありませんが、八重山諸島に行く費用と比較してずいぶん安いなぁ…と思ったことを覚えています。

出発は2月の最終日、到着はその日の夜でした。私が降り立ったのは(LCC専用ではない方の)クアラルンプール国際空港(KLIA)で、十郎さんのアドバイス通り空港タクシーのチケットを買いました。色んなサイトに書いてありますが、メーター制のタクシーよりもチケット制の(先払いの)ものが安心です。
手元のチケットには、KLIAから宿のあるキャメロンハイランドのタナラタまでの料金がRM324.80、深夜料金がある場合にはRM156の追加、と書いてありますが、深夜料金を払ったかは覚えていません。ギリギリ20時台に出発したので、たぶん深夜料金は発生しなかった記憶が…うろ覚えですが。ちなみに、KLIAは国際空港なので、空港係員も空港タクシーの従業員も英語が通じます。と言いますか、今思い返してみるとマレーシア滞在中は全ての人と英語で会話していました。私が行った先は全て観光地だったので、現地の方も外国人と英語で話すことに慣れていたのでしょう。私は英語での会話は得意な方ではありませんが、向こうが話すのもアジア人の英語なので、やり取りは難しくありません。

タクシーはKLIAを出発し、山を切り裂くように敷かれた高速道路を走って、キャメロンハイランドへ向かいました。高速道路では、途中で2回ほどの休憩をはさみました。地図を見ながら記憶を頼りに書いていますが、たしかタパーで高速道路を降り、タクシーはそこからは59号の山道をひた走りました。事前に十郎さんから聞いていましたが、なるほど、これはなかなかのグネグネ道でした。私はよっぽど体調が悪いときでない限りほとんど車酔いすることがない人間なので全く問題なかったですが、十郎さんのおっしゃる通り、車酔いするタチの人は酔い止めを飲んでおいた方が良いのかもしれません。私のときは、高速道路を走っているときから(眠気のため)フラフラ運転をしていた運転手の眠気がタパーを過ぎてMAXになり、道路の構造以上の蛇行運転を繰り広げていました(苦笑)。「大丈夫?僕は急がないからちょっと休憩しなよ。」と言って車を停めて休んでもらいましたが、それでも根本的な解決にはなっていません。私はさほど眠くなかったので、よっぽど運転を代わりたかったくらいです。しかし、運転手の眠さも仕方ないのかも知れません。高速道路の後半からキャメロンハイランドへの山道は、ずっと周囲が山で灯りもほとんどなく、真っ暗なのです。そこを深夜に走るのですから、さぞ眠かったでしょう。

タクシーの運転手がんばってくれたこともあり、何とか無事にタナラタに着きました。時間は0時過ぎ。標高が1300mほどあるとのことで肌寒く、半袖Tシャツに長袖Tシャツ、長袖パーカを重ね着してちょうど良いくらいだったと思います。眠さも忘れてホテルを歩き回り、非常階段の灯りで虫を探しました。緑色の綺麗なセミに巨大なクロツヤムシの死体など、熱帯へ来たことを感じさせてくれる虫たちを見たあと、この日は眠りにつきました。

[画像]
1枚目:空港タクシー乗り場
別になんてことない場所なのですが、マレーシアに着いて最初に外気を吸ったのがここでした。熱帯特有の高湿度な空気に、遠くまで来たことを実感しました。

2枚目:ガソリンスタンド
こちらも何てことない、ただのスタンドなのですが。高速道路だか主要な国道だかに併設されていたサービスエリアにありました。旅に出る前にウェブでタクシーについて色々調べ、「運転手に、『ご飯食べよう!』と提案され店に寄られたあげく、食事代を支払わされた。」とか「途中で給油し、タクシー代とは別にガソリン代を請求された。」という経験談を見知っていたので、私が乗ったタクシーの運転手の発言にも、最初は随分警戒していました。「おなか減ってない?食事は?」と聞かれたときも「減っていない。僕は要らないよ。」と返しました。すると運転手はサービスエリアのコンビニでお菓子を買ってきて、車内で食べ始めました。私にも「食べなよ。」と言って、くれました。この画像のガソリンスタンドに着いたときにも、私が警戒して「僕は払えないよ。」と言ったのですが、「いいよいいよ、大丈夫。」と言って運転手が自分で支払っていました。全ての人が信用できるわけではないのかもしれませんが、私の場合は運転手が普通の人だったようで、杞憂に終わりました。

3枚目:オオツバメガ
この手の採集記の常連で、おそらくLyssa zampaという種だと思われます。私がホテルの灯りで最初に見つけた熱帯らしい虫です(厳密にいうと、最初に見つけた熱帯らしい虫は、途中のサービスエリアで引っ越しの現場に出くわしたアシナガキアリの女王と多数のワーカーたちでしたが、外来種かも知れないのでノーカウントで。)。ちなみに、ガの標本作成には関心が無かったので、このツバメガは回収はしませんでした。

http://mantidmaniacs.net/

 

サシガメ

 投稿者:hieta4jp  投稿日:2015年 2月18日(水)05時53分35秒
編集済
  kazさん、こんにちは。

先日ラオス産のサシガメを譲っていただいたものです。
その節は有難うございました。
初めてのサシガメで非常に不安な中、
色々と懇切にしていただいて、
飼育下手の私でも今のところ無事成長しています。

あと餌としてサシは有効でした。
少し潰してあげると、
スタバのコーヒーのように飲んでいましたよ(^^ゞ。
コオロギがないときに代替で使えると便利かと思います。

サシガメの存在は前々から知っていましたがあまり興味なかったですが、
kazさんのお陰で今は夢中です。有難うございました。
 

憧れの地へ

 投稿者:kaz  投稿日:2015年 1月18日(日)19時27分14秒
編集済
  >loadLifeさん、
こちらこそ、今年もよろしくお願い致します。

>ほぼ死着のオンパレードでマレーシア産しか飼育しないと心に決めました。ハナカマキリ極めるつもりで気合いを入れています

私自身はさほどひどい目に遭ったことが無いので件のお店に悪い印象を持っていませんが、十郎さんも以前からloadLifeさんと同じようにおっしゃっていますし、ジャワ産の入荷時の状態は今も悪いようですね。昔は1ペアの販売でも5・6個体は同封されていたので結果的に1ペア以上生き残ることも多かったですが、今はどうなのでしょう?
それにしても、極めるつもりで、というのは素晴らしい決意ですね。茶化しているのではなく、見習いたいです。
単に付き合いが長く相性が良い種という意味では、私にとってはゴーストですかね。夏にモタついて成長が遅れてしまいましたが、現在9世代目です。しかし、入れ込んでいる種という意味ではマオウですね。何事もそうですけど、難なくできてしまうことよりも、悩んだり失敗したりしたものの方がのめり込みますし、あれこれ調べて勉強しますよね。

>給餌に追われ、気がつけばオスが終齢…今年は若齢での性別判断を完璧にしたいです。得意の個別飼育をしていますので、必要でしたら何匹でもどうぞ!

雌雄判別の精度を上げるには、ひたすら見る、これに尽きます。慣れれば2・3齢での雌雄判別もできるようになります。小型種の若齢はキツイですけどね。私は近年は眼精疲労といいますかピントフリーズと言いますか、目の調子が思わしくなく、若齢幼虫の雌雄判別に時間がかかるようになってしまいました。まだ老眼ではないと思いたいですが…。
ちなみに、よく「メスの腹節は6節、オスのは8節ある」といいますが、こう見えるようになるのは多くの種で3齢ないし4齢以降の話です。メスの腹節は6節しかないわけではなく、加齢すると6節目が発達するとともに7・8節目が小型化し、6節目に覆い隠されるような形になるのです。なので、2・3齢ほどの若齢幼虫の雌雄を判別する場合、腹節の数には性差は無いので指標になりません。ただし、数は同じでも6節目の形には性差が(軽微ですが)見られるので、これが判別の指標になります。

>スティックマンティスの寄生者ですか?また楽しみにしております。数年前、マダガスカル産のオオカマキリを購入した際に、内羽に赤いダニが数匹付いていたのを思い出しました。

スティックマンティスの…という寄主特異性は無いですが、カマキリの珍しい寄生者です。いつかご紹介します(すみません、まだ写真を撮っていません)。
マダガスカルのカマキリについていたというのは、おそらくタカラダニの一種ですかね。日本のカマキリにも寄生しているのが、よく見られますね。

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さて、話は変わります。
私は昨年、憧れの地であるマレーシアのキャメロンハイランドに行って昆虫採集を楽しみました。当時、日常生活で心身ともにボロボロになっていましたが、熱帯の自然に触れてみて、生き返る思いでした。現地では憧れのカマキリ達(そんなに多くの種を見たわけではないですが)をはじめ、色んな昆虫が見られました。人との交流も大変楽しいものでした。
相変わらず頻繁な投稿はできませんが、これからゆっくりと、当時の画像を紹介していこうと思います。
 

本年もよろしくお願い致します。

 投稿者:loadLife  投稿日:2015年 1月12日(月)20時22分7秒
  kazさん
昨日、メールありがとうございました。
ずいぶん前に回答して頂いていて、ありがとうございます。
ジャワ産ハナカマキリ
私は、昨年、ほぼ死着のオンパレードでマレーシア産しか飼育しないと心に決めました。ハナカマキリ極めるつもりで気合いを入れていますが、給餌に追われ、気がつけばオスが終齢…今年は若齢での性別判断を完璧にしたいです。
得意の個別飼育をしていますので、必要でしたら何匹でもどうぞ!
「ああ、ゴースの幼虫ね…」
そうでしたか!深読みしすぎました。スゴく大型になるゴーストとか?
「スティックマンティスにまつわる面白い話」
曖昧な質問ですみません。スティックマンティスの寄生者ですか?また楽しみにしております。数年前、マダガスカル産のオオカマキリを購入した際に、内羽に赤いダニが数匹付いていたのを思い出しました。
写真はムネアカハラビロカマキリを見つけた柳。この時は「クワガタおるかも♪」と近いたら卵嚢発見??葉が散っているうちに採取に行きたいと思っています。


 

新年のご挨拶

 投稿者:kaz@ケータイ  投稿日:2015年 1月 2日(金)03時12分6秒
  >まるみさん、

ご丁寧にお礼のお言葉をいただき、ありがとうございます。
数匹でも、成虫にまで育った個体がいたのでしたら何よりです。ハラビロカマキリは、餌を不足なせることなく、あたたかい室内で飼育していると、孵化から羽化までの所要時間が大体2ヶ月程度です。餌の不足だけでなく飼育温度が少し低いことも所要時間を長くする要因なので、「所要時間が長くなった=餌不足」とは一概に言えませんが、参考までに。
カマキリは飼っていると、色んな性質が見えてきて面白い昆虫です。ぜひまた飼育なさってみて下さい。

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さて、皆様。
あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願い致します。
ホームページ本体の更新どころか掲示板への投稿すら稀な当サイトですが、気長にお付き合いいただければ幸いです。
今年は色々とご報告できるはず…多分、きっと。

カマキリとの付き合いも、見ていればそれだけで満足…という単純なものでもなくなってきましたが、楽しむという初心を忘れずにやっていきたいと思います。
そう、楽しいんですよ、カマキリって。今さら誰に解ってもらおうとも、面白さを説明しようとも、特に思ってはいません。でも、ここを覗きにいらっしゃる方々は、きっと私が語らずとも、カマキリの面白さに気付いていらっしゃる方々なのだと思います。そんな皆様にとって、今年1年が楽しいカマキリイヤーでありますように。

[画像]
マレー産ハラビロカマキリの一種のメスと、その卵嚢。
私の手元にある各種カマキリの卵嚢のなかで、今最も孵化を切望しているのが、この種です。これまで潤沢に維持できていたのですが、昨年の夏に手が回らず、著しく飼育個体数を減らしてしまいました。秋になって生き残りのペアリングに着手したものの、交尾させられたメスは1個体のみ。そのメスも、2個体のオスと交尾させたにもかかわらず、産卵もせずにずっとコーリングしていました。これは、普通に考えるとダメパターンです。このメスは、散々産み渋って、11月末にようやく産卵してくれました。それが画像の卵嚢です。なかなか形の良い卵嚢ですが…果たして、孵化してくれるのでしょうか。そろそろ予定時期なので、孵化していないかとソワソワしながら毎朝覗いては、ガッカリするという日々です(苦笑)。
今の私にとって1番大切なのは、ニセハナマオウでもバイオリンでもなく、このマレー産の種を含むハラビロカマキリ属です(1番好きなのは今でもマオウですが)。1種も減らしたくない、むしろ本属の飼育種数は増やしたい…そんな気持ちで切望していますが、果たして結果はどうなりますやら。

http://mantidmaniacs.net/

 

ありがとうございます

 投稿者:まるみ  投稿日:2014年12月27日(土)12時13分37秒
  kaz様

御礼が大変遅くなってしまいましたが、質問にお答えを頂きましてありがとうございました。

育てていた幼虫ですが、なんとか無事に羽化した数匹が、野外で見かけるハラビロに比べ身体が小さかったのでやはり栄養不足だったのだと思います。
かわいそうなことをしてしまいました。
また幼虫を飼育する機会があればもっと気をつけて育ててあげたいです。

お忙しいところをていねいなお答えありがとうございました。
今後もいろいろと参考にさせていただきたく思います。
 

紅紋大棘

 投稿者:kaz  投稿日:2014年12月 1日(月)04時02分4秒
編集済
  どうせ不定期になってしまうのですから、書けるときに書いておきます。と言うわけで、連投。

私はカマキリが大好きですが、サシガメも好きです。今日はサシガメの話を。

アフリカ産の大型サシガメと言えばPlatymeris属の3種が国内外で有名です。シロモンオオサシガメとベニモンオオサシガメ、トウモンオオサシガメ。はじめにペットルートに乗るようになったのは1990年のシロモン、その後95年頃にベニモンだと言われています。この2種は体長はほぼ同じですが、シロモンの方が腹幅が広いのでより大きく見えます。
1999年頃にはトウモンオオサシガメが流通するようになりました。トウモンは前の2種よりも大きく、体長40mmに届きます。
その後は長らく、海外の大型サシガメといえばPlatymeris属の3種、という時代が続きました。

2010年になると、そこに新顔が加わりました。それが今回紹介するPsytalla horridaです。体中が長いトゲだらけなので、海外ではGiant spiny assassin bugと呼ばれています。前翅や腹部には紅色の斑紋もあり、ベニモンオオトゲサシガメという名前が相応でしょうか。流通し始めの頃はPlatymeris horridaやらPsytalla (Platymeris) horridaなどと学名が充てられていましたが、今ではPsytalla horridaということで落ち着いています。Platymeris属から移動したということでしょうか。

本種の繁殖に成功したのはドイツ人のブリーダーで、しばらくは彼のところから限定的に販売されていました。私も輸入しようと思ってすぐにアプローチしたのですが、当時からなかなかの人気で、予約が数十人待ちという状況でした。ようやく2011年の夏に彼からベニモンオオトゲの幼虫が送られてきたのですが、結果は全滅。惨憺たるものでした。原因は単純で、カップ内に加湿していたことによる蒸れでした。すぐにその件を伝え、加湿せずに送るように伝えたのですが、彼は「本種は湿度を要求するから加湿は必須。」の一点張り。そんなわけはないと、オオサシガメ類を長年飼育してきた私としては納得がいきませんでした。結局話は平行線で、その後に彼から本種が送られてくることはありませんでした。

しばらく余裕がなく、本種のことも2年以上すっかり忘れていました。しかし良いブリーダーと知り合う機会に恵まれ、今年の初めに念願叶って本種を輸入し、手元で飼育できるようになりました(余談ですが、このブリーダーも、オリジナルのブリーダーから本種を入手するために交渉面で苦労したとのことでした(苦笑))。

いざ飼ってみると、やはり大型で魅力的な種でした。加湿?えぇ、幼虫や成虫の飼育にはもちろん必要ありませんでしたよ。
最近知ったのですが、秋頃に国内のショップにも本種が入荷し、最近では少しだけ流通するようになっているのですね。

それにしても、シロモンとベニモンしかいなかった市場にトウモンという大型種が新顔として現れ、その約10年後にベニモンオオトゲという更に大型種の新顔が現れる…なんともドキドキさせられる展開です。次に現れる新顔は、どんな魅力的なサシガメなのでしょうね。
性格面では合いませんでしたが、ベニモンオオトゲサシガメの繁殖に成功して、素晴らしく魅力的な本種を流通させてくれたオリジナルのブリーダーには心から感謝したいですね。
 

ニセハナマオウ10周年

 投稿者:kaz  投稿日:2014年11月30日(日)21時52分4秒
編集済
  半年以上も放置していました。余裕があるときに、無理がない範囲で書き込もうという考え方に変わりはありませんが、投稿いただいていたお二方には申し訳ありません。

>loadlifeさん
>kazさんがジャワ産ランカマキリを飼育された経緯
いえいえ、これはジャワ産を飼育するようになった経緯、ではなく、久しぶりにランカマキリを飼育するようになった経緯、のことです。単に、直接入手したという話なのですが。この話題も、いい加減にそろそろ紹介しないといけないと思っているのですが。撮りためた画像のRAW現像が億劫で…。

>2011年7月2日の「あぁ、ゴーストのオス幼虫ね。と思ったあなたは、まだ甘い」
これ、単なる小ネタです(笑)。画像の中にオス幼虫だけでなく、メス幼虫も写っていますよ、という。本当にこれだけです。

>「スティックマンティスにまつわる面白い話」があると触れられていました。後日、その時の画像がドラゴンの若齢だったと報告されて驚きました。
随分昔の話なので、思い出すのに難儀しました。スティックマンティスの件とドラゴンの件は別ですよね?!スティックマンティスの件は、寄生者についての話題です。死体は保存してありますが、まだ顕微鏡写真を撮っていません。撮ったらご紹介します。


>まるみさん
お困りだったでしょうに、適切な時期にお応えできずに申し訳ありませんでした。例年夏季は余裕がなく、どうしてもお問い合わせに対して回答できないことが多いです。
今更ではありますが、一応お答えしておきます。

>ハラビロの幼虫の餌について質問させて頂きます。
まず、ハラビロカマキリの5-6齢幼虫に対しては、ショウジョウバエはかなり小さな餌であると思います。満腹にさせるために膨大な数のショウジョウバエを食わせるのであれば問題ありませんが、若齢を飼育するときと同じ感覚で最低限の個体数のショウジョウバエしか与えないのであれば、栄養が足りないということはあるでしょう。
カマキリは脱皮後には外骨格が薄いです。脱皮後の十分な摂食により、外骨格が厚く固くなり、それとともに皮下脂肪が充実します。これが前提です。ところが栄養状態が著しく悪いと、そもそもなかなか脱皮するほどに育ちません。さらに、ようやく脱皮しても栄養不足で脱皮後の体を丈夫に形成することができず、さらに皮下脂肪が薄くて体が透けたような状態になります。

まるみさんのハラビロカマキリの状態は、私が知っている上記の症状に似ています。実物を見ていないので確証は一切ありませんが、可能性の1つとしてご頭に留めておいていただければと思います。重ねて申し上げますが、ショウジョウバエが悪いわけではありません。ショウジョウバエを5・6齢のような大型幼虫にあたえるのであれば、膨大な数を投入してカマキリが飢餓状態にならないように気を付けると良いです。

>脱皮した後に今までの餌が突然合わなくなるということはあるのでしょうか。
私の経験では、ありません。
むしろ拒食気味だった個体が、脱皮後にリセットでもされたように餌を食い始めることがあるくらいです。

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2014年、秋。私が初めてニセハナマオウカマキリを飼育したのが2004年の秋ですから、今年で丸10年です。早いものです。10年前から毎年本種を飼育していますが、いまだに魅せられています。ずっと累代できているわけではなく、何度も殖えていますし何度も絶えています。それでも、昔よりも力まずに飼育に臨むことができるぶん、ずいぶん気が楽になりました。
あまり丈夫ではない本種の幼虫であっても、アフリカからペットボトルに入れられて空輸されるなど、昔の入荷時の状態は非常に厳しいものでした。繁殖どころか、無事に加齢させることさえままならなかったほどです。近年では輸送状況が改善され、お店に入荷する本種の状態も見るからにマシになりました。流通量も以前より増え、入手できる人も増えたことでしょう(昔はどんなに高価でも即時売り切れていました)。
ずっと遊びのネットサーフィンをしていなかったので最近まで知らなかったのですが、今年は卵嚢や若齢での入荷も随分あったようですね。本種の飼育情報が載せられたウェブページも、昔よりも多くなっているでしょうし、新たに飼育・繁殖に臨む人達には良い時代になりました。

今年は、国内だけでなく海外でも野外採集されたニセハナマオウの卵嚢の入荷がかなり多かったと聞いています。短期的に見れば飼育者にとっては入手難度が低くなって良い時代になったと言えますが、個人的には野外での採集圧が格段に上がってしまっていることを危惧しています。なかなか乱獲のせいで生き物が絶えてしまうことはないと思いますが、もともと本種のように形態的にも生態的にも特殊な昆虫が、野外で高密度に生息しているようにも思えません。そう考えると、野外採集の規模が増大することは、長期的に見ればあまり良いことではないかも知れません。どちらにしても飼育者としては、入手した個体を無駄死にさせないよう、累代を心掛けたいところです。

 

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